このウエブサイトは、"地震活動の評価に基づく地震発生予測"研究プロジェクトの概略を説明する。2009年度から始まる予知研究計画"地震及び火山噴火予知のための観測研究計画"の主要課題の一つは、「地震発生予測システムの構築」である。この課題を担う本プロジェクトでは、地震活動予測を行う手法の妥当性を厳密に検証する枠組みを構築し、それを活用して、統計や物理モデルに基づく、時空間的に高分解能な地震活動予測の手法確立を目指す。全文はこちら。
ウエブサイト最終更新:2011年12月
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「地震活動評価に基づく地震発生予測研究グループ」(事務局、東京大学地震研究所内同研究グループ)は、地球物理学的データ(震源カタログや全地球測位システム(GPS)による地殻変動データ等)に基づく日本全土もしくは一部を含んだ領域の地震活動を統計予測するモデルの予測精度を競い合う比較研究を行う。主要目的は、統計又は物理に基づく予測手法の妥当性を検証し、地震の統計・物理法則と大・中規模地震発生の関係を理解することである。
- 第1回検証実験
- 第2回検証実験
- 第3回検証実験
- 評価手法の説明
- レポート (password protected)
- 結果(password protected)
- 参加モデル
- 楠城一嘉, 鶴岡 弘, 遠田晋次, 平田 直 (2008) 地震活動の評価に基づく地震発生予測: 世界と日本の動向, 地震学会ニュースレター, 20(4), 16-20 (PDF版, ウエブ版)
- 地震活動評価に基づく地震発生予測研究グループ (2009) 地震発生予測検証実験に関する公募, 地震学会ニュースレター, 20(6), 7-10 (ウエブ版).
- 楠城 一嘉, 鶴岡 弘, 平田 直, 笠原 敬司 (2009) 地震発生予測システムの構築に向けて-統計物理学者に望むこと-, 物性研究, 93(2), 125-142.
- K. Z. Nanjo, T. Ishibe, H. Tsuruoka, D. Schorlemmer, Y. Ishigaki, and N. Hirata (2010) Analysis of the Completeness Magnitude and Seismic Network Coverage of Japan, Bulletin of the Seismological Society of America, 100(6), 3261-3268, December 2010, doi: 10.1785/0120100077.
- 平田 直 (2010) 地震発生予測: 現状と課題, 電気協会報, 2010年9月号.
- 平田 直, 鶴岡 弘, 楠城一嘉 (2010), 12-2 CSEP日本の取り組みについて, 地震予知連絡会会報, 85, 433-436.
- 平田 直, 楠城一嘉, 鶴岡 弘, 横井佐代子 (2011), 「地震予報」ができるかも?日本初の検証実験に91モデル、「中規模」なら予測に見通しも, なゐふる, 84(3), 2-3.
- Special Issue of Earth, Planets and Space
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