dewin

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2001.1.15
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名称

dewin - win 形式ファイルから単一チャネルのデータの抜き出し  

形式

dewin [-acnjeoh] [-f filter] channel [ file ]

 

解説

dewin は、win 形式ファイル  file から、16進数のチャネル番号  channel のデータを抜き出して、内部表現の4バイト整数で標準出力へ 書き出します。  file が与えられない場合は、データを標準入力から読みます。

dewin は引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。  

オプション

-a
出力形式をμ-lawのオーディオデータ形式で書き出します。
-c
出力形式をテキスト形式にします。1行1データで 整数値が書き出されます。
-f filter
出力データにフィルタをかけます。フィルタの特性は ファイル filter で与えます。 このファイルの書式は win(1W) のフィルタ設定ファイルと同じで、 フィルタは1行の中で空白で区切った5〜6個の項目で設定します。 "#"で始まる行は無視されます。次に例を示します。 ここでは2行目に設定してあるパラメタが使用されます。 他の行はコメントとして無視されます。
   #bpf fl=5.0 fh=20.0 fs=30.0 ap=0.5 as=5.0
   hpf fp=1.0 fs=0.5          ap=0.5 as=5.0
   #lpf fp=0.5 fs=0.8          ap=0.5 as=5.0
   #bpf fl=8.0 fh=16.0 fs=24.0 ap=0.5 as=5.0
フィ ルタはバターワース特性のローパス、ハイパス、バンドパスの3種類です。 係数の決定とフィルタリン グには、
斉藤正徳,1978,漸化式ディジタル・フィルターの自動設計,物理探鉱,31, 112-135
のプログラムを使用しています。設定パラメタの選び方についてはこの 文献を参照してください。
-n
入力データが時間的に不連続(つまり1つまたは複数の秒が抜けている) であったとき、抜けた部分は無視します。これを指定しないと、抜けた 部分には値ゼロのデータが詰められます。
-j
1行1データのテキスト形式でタイムスタンプと共にデータを書き出します。 -c オプションが自動的に設定されます。
-e
1行1データのテキスト形式で経過時間(単位は秒)と共にデータを書き出します。 -c オプションが自動的に設定されます。
-o
-f オプションがでフィルタをかける時、データのオフセットを除去してから フィルタをかけます。
-h
簡単な使用法を表示します。
 

ソース

`dewin.c'
 

関連事項

win(1W), wed(1W), wck(1W), wadd(1W), winformat(1W)


 

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