実施日:1996年6月27日
本文の例
jlatex ファイル名(.texを取った部分)
例)原稿のファイル名がronbun1.texの場合
jlatex ronbun1
となる。
▽WINDOWSの場合
TEXをかける。(Win tex)をクリックする。
コンパイルをすると拡張子が.dvi, .log, .auxという3つのファイルができる。
.dviという拡張子がついたものが本文。
★プレビューア
できあがった文章をビューアでみてみるには...
▽UNIXの場合
xdvi ファイル名(.texを取った部分)
例)コンパイルされた原稿のファイル名がronbun1.dviの場合
xdvi ronbun1
となる。
▽WINDOWSの場合
TEXをかけてプレビューアをクリックする。
★印刷
できあがった文章を印刷するには...
▽UNIXの場合
jdvi2kps ファイル名(.texを取った部分) | lpr -Pプリンター名
例)コンパイルされた原稿のファイル名がronbun1.dviを
プリンター名spに出力する場合
jdvi2kps ronbun1 | lpr -Psp
となる。
▽WINDOWSの場合
TEXをかけて印刷をクリックする。
多くの場合、論文にはアブストラクトがはいります。アブストラクトの場合には環境設定をabstractとします。つまり
¥begin{abstract}
:(アブストラクト文)
¥end {abstract}
となるわけです。
次に箇条書きの書き方です。箇条書きで頭に●をつける場合の環境設定はitemizeです。つまり
¥begin{itemize}
¥item (その1)
¥item (その2)
¥item (その3)
:
¥end {itemize}
と書けば箇条書きにしてくれます。箇条書きの文頭には記号、番号、ラベルなどが使えます。
例をみてください。
1行の数式の記述の場合は環境変数はequation、複数行の数式の記述の場合は環境変数はeqnarrayとなります。 つまり
¥begin{equation}
:(数式の記述)
¥end {equation}
または
¥begin{eqnarray}
:(数式の記述)
¥end {eqnarray}
本文中で、今までに記述した数式番号を参照したい場合には参照すべき式にラベルを付けておきます。ラベルの設定は以下のようにおこないます。
¥label{eqn:a1}
一方、参照する側では
...、式(¥ref{eqn:a1})は、次のようになる。
のように参照して行きます。
例:
ここでの環境変数leqnoは数式番号を左端に出力することを意味する。
デフォルトは右端。
¥begin{tabular}[<位置の指定>]{<項目の様式指定>}
<テキスト> & <テキスト> & ... & <テキスト> ¥¥ ¥hline
<テキスト> & <テキスト> & ... & <テキスト> ¥¥ ¥hline
.................................
<テキスト> & <テキスト> & ... & <テキスト> ¥¥ ¥hline
¥end{tabular}
ここで <位置の指定>は表を現在の行のどこへ挿入するかを決めるための引数を指定するところです。
tabular環境における項目の様式指定のコマンドは以下のとおり。
コマンド 意味 | 表の高さいっぱいの罫線を引く || 表の高さいっぱいの2重の罫線を引く l 列の項目を左寄せ(left)にする c 列の項目を中央(center)にする r 列の項目を右寄せ(right)にする p{<幅の寸法>} 列の項目の幅の長さを指定する @{<文>} すべての行に文を挿入 @{<数>}{<項目の記述>} 複数並んでいる同じ様式の列の記述
¥setlength{¥unitlength}{<寸法>}
¥begin{picture}(<横の長さ>,<縦の長さ>)(<原点のx座標>,<原点のy座標>)
図の見出しを書くには
¥caption[<リストエントリー>]{<図の見出し>}
数式の場合と同様に、図にも参照ラベルをつけることができます。その場合には
¥label{<図の参照ラベル>}
とします。
最後に図を入れる範囲の空白記述ですが、それは以下のようにします。
¥makebox(<横幅の寸法>,<位置の指定>){}
以下にその利用例を示します。
▽ まず、グラフをEPS(Encapsulated PostScript)形式にします。
print <ファイル名> -dps2
ここではファイル名をerf1とします。
▽ TeXの書法
¥documentstyle[epsbox]{jarticle}
¥begin{document}
¥begin{figure}
¥begin{center}
¥epsfile{file=erf1,height=5cm,wo¥idth=10cm}
¥end[center]
¥caption{example of MATLAB}
¥end{figure}
¥end{document}
⇒
¥chapter{章、節、小節の参照の仕方}¥label{chap:chapsec}
この場合、「章、節、小節の参照の仕方」という章にchapsecというラベルをつけました。 一方、参照する側は"¥ref"コマンドを使います。
第¥ref{chap:chapsec}章で述べたように....
というようにして参照します。
例を示します。