hypomh

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2014.8.29
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名称

hypomh - 平田・松浦による震源決定プログラム  

形式

hypomh stan seis final report [ init ]  

解説

ここでは win(1W)が呼び出している hypomh を、winの外で単独で使う 方法を解説します。他に、pickfile(1W)、win(1W)も参考になります。 引き数は次のとおりです。
stan
速度構造ファイル。win で使っているのと同じものでよい。フォーマットは win(1W)参照。
seis
到着時刻と観測点座標のデータファイル。 win の験測情報ファイル(pickファイル)中では、 "#s"で始まる部分から"#s"を取り除いたもの。フィルタ seis(1W) で 作れる。フォーマットは pickfile(1W)参照。例えば、

 cat /dat/picks/man/9307/930715.152345.123 | seis > tmp
複数の地震のデータを入れておけば、つぎつぎに処理される。たとえば、

 cat /dat/picks/man/9307/930715* | seis > tmp
final
結果を出力するファイル。win の pickファイル中では、 "#f"で始まる部分から"#f"を取り除いたもの。 フォーマットは pickfile(1W)参照。
report
計算中の経過を出力するファイル。いらないときは /dev/null を指定する。
init
初期値のファイル。初期震源の緯度(度)、経度(度)、 深さ(km)を1行目に、それぞれの不確定さ(km)を2行目に書く。 値はいずれも小数点付きで、各項目の幅は10桁ずつ。 このファイルを指定しないと、構造ファイルに指定した値が使われる。

計算結果を地図に表示するには、結果ファイル( final )の 1行目 (" 93 7 22 12 6 2.162 34.76181 140.09901 60.004 2.0"など) のみを切りだしたファイルを作って、このファイル名を win.prm の 14行目に書き、win -m で見るのが一番簡単です。  

走時計算モード

hypomhには「走時計算モード」があります。 seisinit を次の形式にすることにより、 与えた速度構造と震源要素から 計算される各観測点の理論走時(PとSの到着時刻)を final に出力することができます。
seis
PとSの到着時刻データをすべてゼロにしてください。
init
3行目として震源要素(年、月、日、時、分、秒、緯度、経度、深さ、M )を 適当に空白で区切って書いてください(" 93 7 22 12 6 2.162 34.76181 140.09901 60.004 2.0"など) 。
 

ソース

`hypomh.f'
 

関連事項

win(1W), pickfile(1W), seis(1W)


 

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形式
解説
走時計算モード
ソース
関連事項