wtime

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2015.12.28
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名称

wtime - win 形式ファイルの時刻ずらしフィルター  

形式

wtime [ -b 4|5|5f ] [ -h hours ] [ -s sec ]

 

解説

wtime は、標準入力から与えられた win 形式ファイルを 入力とし、指定された時間だけ時刻をずらして、標準出力に 書き出します。ずらす方向は「指定した時間がタイムスタンプに 加算される」方向です。したがって、タイムスタンプを進める ときは正の時間を、遅らせる場合は負の時間を指定します。

wtimeはファイル全体の時刻をずらします。チャネル単位でずらす必要があるときは、

wch(1W) で分離して wadd(1W) でくっつける必要があります。
wtime は引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。  

オプション

-s mode
書き込みデータのサンプルサイズが 4 バイト の場合のサンプルサイズ情報のモードを指定します。
4 : サンプルサイズ情報を 4 にします。
5 : サンプルサイズ情報を 5 にします。
5f : サンプルサイズが 4 バイト長以外についてもサンプルサイズ情報を 5
     にします。つまり、常に圧縮の無い固定長データとなります。
-h
ずらすべき時間 hours を時単位で与えます。hours は整数でなければ なりません。
-s
ずらすべき時間 sec を秒単位で与えます。sec は実数でもかまいません。 ずらすのが半端な秒(整数でない)のときは、最初の1秒の頭にダミーデータがつき、 その分最後の1秒中の後ろの部分がカットされるので、 ファイルの秒数は変わりません。
-h-s は同時に指定してもかまいません(和になります)。  

使用例

タイムスタンプを9時間進めます(UT->JSTのときなど)。
wtime -h 9

タイムスタンプを1.234秒遅らせます。

wtime -s -1.234
 

ソース

`wtime.c'
 

関連事項

wch(1W), wadd(1W), winformat(1W)


 

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