raw_timed [-B] [ -s 4|5|5f ] inkey outkey shmsize chfile [ logfile ]
raw_timed は daemon モードで起動します。
ログファイル名 logfile を指定すると、ここに動作ログがとられ、 指定しないとログ情報は標準出力に 送られます(ただし、daemon モードで動い ている時は syslogd(8) に送られます)。ログファイルは書き込みのたび毎に オープン/クローズされます。
chfile は win(1W) に記述されているチャンネル表ファイルの[1]から[3]の情報を抜 き出したもの記述したものです([4]から先があっても無視するだけです)。つ まり、1行に1つずつ、16進数のチャンネル番号、収録のフラグ、時刻ずらし 量(ms単位・整数値)をスペースまたはタブで記述します。時刻ずらし量が正の 時、データのタイムスタンプから時刻ずらし量分だけ引き、負の場合は足しま す。これは、チャンネル表ファイルの[3]のフィールドが回線遅延時間を表わ していることと整合性をとるためです。 outkey には、収録フラグが0でないもの、かつ、遅延時間が0でないチャンネルのみが 出力されます。また、先頭が '#' である行も無視されます。raw_time プロセ スはハングアップシグナルを受け取ると、チャネルファイルを読み直します。
共有メモリ inkey 上の形式は、時間順整列されたもの(order(1W)参照)でなくてはいけません。 共有メモリ outkey の形式は「書き込み時刻付き」の形式(recvt(1W)参照)になります。
raw_time は、引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。
4 : サンプルサイズ情報を 4 にします。 5 : サンプルサイズ情報を 5 にします。 5f : サンプルサイズが 4 バイト長以外についてもサンプルサイズ情報を 5 にします。つまり、常に圧縮の無い固定長データとなります。