rawdir # raw data dir raw_late_dir # time-out data dir tmpdir # temporary dir minutes # wait min. from raw LATEST
のようになっています。# で始まる行はコメントです。また各行の1項目め だけが読まれます。1行目の rawdirは wdisk(1W) の出力ディレクトリ、 2行目の raw_late_dir は wdiskts(1W) の出力ディレクトリ、 3行目の tmpdir は作業用のディレクトリです。 4行目の minutes は raw_late_dir で、 rawdir の LATEST より 何分前に生成された タイムアウト・データファイルまでをRAWファイルに挿入するかを示す値です。 LATESTファイルがない場合は、代わりに実時刻の値が使われます。 さらに5行目
mondir # mon data dir
がある場合はディレクトリ mondir のMONファイルにもデータの挿入を 行ないますが、これは RAW/MONファイルの形式が1分ファイルで、かつチャネル毎のディレクトリに 分かれていない場合のみに機能します。MONデータについては raw_mon(1W)を 参照してください。
insert_raw2 は raw_late_dir の中のどのファイルまでを 処理したかを示す USED ファイルを raw_late_dir に作ります。 前回の USED ファイルが残っている場合、起動後の insert_raw2 は その次のファイルから処理を始めます。
insert_raw2 は内部で wdisk(1W) と wadd2(1W) を利用しています。 prmfile に5行目がある場合は、raw2mon(1W) も利用します。
insert_raw2 は引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。
insert_raw2 は、出力ファイルの操作中(wadd2(1W)の実行中) には出力ファイルに排他的ロック (アドバイザリーロック)をかけます。これは wdisk(1W) との間で同時書き込みによる矛盾が生じないようにするためです。 特に時/日ファイルの場合には、insert_raw2 と wdisk(1W)の 書き込み時期が重なることは不可避なのでこのようにしてあります。