wdiskts
Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2002.5.31
Index
Return to Main Contents
名称
wdiskts, wdisktsd - 「書き込み時刻」付 win 形式データのディスクファイルへの書き込み
形式
wdiskts
shmkey
outdir
[
nfiles
[
logfile
]]
wdisktsd
shmkey
outdir
[
nfiles
[
logfile
]]
解説
wdiskts は、キー
shmkey
の共有メモリ・セグメントに書き込まれている、
「書き込み時刻」付きの win 形式のデータを、ディスクのディレクトリ
outdir
の中に、win 形式のファイルとして書き込みます。1秒毎に共有メモリからメ
モリに読み込みます。ですので、読み
出し側の共有メモリの大きさは、1秒間で上書きされないだけの大きさを取る
必要があります。
分の値が変わった時に一気にディスクに書き込み、書き込みの際、パケットを
時間順に整列します。wdiskts では、ファイルは1分間分ずつ、'YYMMDDhh.mm'
の形式の名前をもつファイルにまとめられます。ファイル名はシステムの
時刻が用いられます。よって、システムの時刻が1分以上飛ぶと、ファイル名
が不連続になったり、書き込んだファイルを上書きすることがあります。
nfiles
は保存するべき最大のファイル数で、常時最新の
nfiles
個のファイルが保存され、それより古いファイルは消されていきます。
nfiles
を指定しないか、'0' を指定すると、ファイルを自動的に消すことは
しません。
wdisktsd はdaemon モードで起動します。
ログファイル名
logfile
を指定すると、ここに動作ログがとられ、指定しないとログ情報は標準出力に
送られます(ただし、daemon モードで動いている時は syslogd(8) に送られま
す)。ログファイルは書き込みのたび毎にオープン/クローズされます。
wdiskts は引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。
共有メモリ上の形式
recvt(1W) を参照してください。
-B
オプションで書き込まれた形式はサポートしていませんので御注意下さい。
ファイル
wdiskts は出力ディレクトリ
outdir
に次のようなテキストファイルを作り、
それぞれの内容によって動作状況を示します。
-
BUSY | 現在書き込み中のファイル名
|
COUNT | 現在のファイル数
|
LATEST | 最も新しく書き込みの完了したファイル
|
MAX | 保存すべきファイルの数
|
OLDEST | 最も古いファイル名
|
wdiskts の動作中でもファイル MAX を書き換えると、それ以降は
「保存されるファイルの数」が新しい値に変わります。
ソース
- `wdiskts.c'
-
関連事項
recvt(1W), order(1W)
Index
- 名称
-
- 形式
-
- 解説
-
- 共有メモリ上の形式
-
- ファイル
-
- ソース
-
- 関連事項
-