fromtape

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 1995.8.17
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名称

fromtape - テープ上の win 形式データからディスク上に分ファイルを作る  

形式

fromtape [ -f device ] [ -n count [ -s ]] start end rawdir [ mondir ]

 

解説

fromtape は、wtape(1W) によって書き込まれた win 形式データを読み、 時刻  start から  end までの期間について、 ディレクトリ  rawdir に、 wdisk(1W) によって作られるのと同じ形式の、1分毎の RAW 形式 ファイルを作ります。ディレクトリ  mondir も指定すると、ここに同様に MON 形式ファイルも作ります。

start end は、年月日時分それぞれ2桁で、'YYMMDD.hhmm' の 形式です。 end に指定された「分」の終わりまでが出力されます。

実行中、 rawdir (および  mondir )のファイル LATEST には、書き込みが終了した最新のファイル名 ('YYMMDDhh.mm' 形式)が書かれています。  

オプション

-f device
テープデバイス名を指定します。デフォールトは /dev/nrst0 です。 クローズ時に巻戻さないモード(/dev/nrst*)である必要があります。
-n count
rawdir (および  mondir )に保存するファイルの数を(それぞれ)  count 個に保ちます。これはファイル数が  count になったとき、次に書くファイルの  count 分前のファイルを消すことによって行なわれます。したがって、それ以前の ファイルが同じディレクトリに残っていたとしても、消されることは ありません。
-s
-n とともに指定し、fromtape に、その出力ファイルを読みだす プログラム(pmon(1W) や ecore(1W) など)と同期をとって実行する ことを要求します。この場合、fromtape は  rawdir のファイル USED を検査して、まだ使用されていないファイルを 消してしまわないように実行を待つことがあります。 mondir も指定したときは、かわりに  mondir のファイル USED が使われます。 普通はファイルを fromtape よりもファイルを読みだす プログラムの方が速いので、このオプションを指定する必要は ありません。
 

使用例


fromtape -f /dev/nrst21 -n 30 950817.1100 950817.1359 /dat/raw1 /dat/mon1

この例では、毎分ファイルを常に30分間分保存しながら、3時間分の
RAW/MON データを再生します。同時に、
pmon pmon1.prm 950817 1100 180 events events1.prm 950817.1100 950817.1359
などを実行することにより、トリガー検出、モニター記録の印刷、 イベントファイルの切り出しを行なうことができます。 なお、すでにトリガーリストができているときは、eventsrtape(1W) で テープから直接イベントファイルを切りだすことができます。
 

ソース

`fromtape.c'
 

関連事項

ecore(1W), pmon(1W), events(1W), eventsrtape(1W), wtape(1W), rtape(1W), winformat(1W)


 

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