raw_ddp

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2019.3.18
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名称

raw_ddp - RAW 形式データから重複を削除  

形式

raw_ddp [-BD] [-n pkts] [-t sec] inkey outkey shmsize [ logfile ]

raw_ddpd [-B] [-n pkts] [-t sec] inkey outkey shmsize [ logfile ]

 

解説

raw_ddp は、キー  inkey の共有メモリ・セグメントに巡回的に書き込まれている win 形式のデータを読み込み、キー  outkey で与えられる共有メモリ・セグメントに書き出します。 その際、入力データパケットが、過去 sec 秒以内または pkts パケット 以内に書き出されたパケットと同じ内容である場合、 書き出さずに廃棄します(dedup機能)。 sec pkts の値は それぞれオプション -t-n で指定することができ、指定しない場合のデフォルト値は それぞれ2秒と10パケットです。 このdedup機能はネットワーク上のパケット中継プログラム relaym(1W) で の -P オプションとほぼ同等のものです。

キー  outkey をもつ共有メモリ・セグメントが存在しない場合は、大きさ  shmsize  (KB) の共有メモリ・セグメントが作られます。すでに存在している場合は、 そのサイズが  shmsize  (KB) よりも小さいとエラーになります。 共有メモリ・キーは32ビットの整数値です。

raw_ddpd は daemon モードで起動します。

ログファイル名  logfile を指定すると、ここに動作ログがとられ、 指定しないとログ情報は標準出力に 送られます(ただし、daemon モードで動い ている時は syslogd(8) に送られます)。ログファイルは書き込みのたび毎に オープン/クローズされます。 raw_ddp プロセスは ハングアップシグナルを受け取ると、チャネルファイルを読み直します。

共有メモリ inkey 上の形式は、時間順整列されたもの(order(1W)参照) でもされていないもの(recvt(1W)参照) でもかまいません。共有メモリ outkey の形式は inkey と同じになります。

raw_ddp は、引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。

 

オプション

-B
出力共有メモリに「ブロック末尾にもブロックサイズを 持つ形式」で書き込みます。これについては recvt(1W), order(1W) を 参照してください。
-D
daemon モードで起動します。
-n pkts
pkts をこの値に指定します。設定可能な上限値は20パケットです。
-t sec
sec をこの値に指定します。設定可能な上限値は40秒です。
 

ソース

`raw_ddp.c'
 

関連事項

winformat(1W), order(1W), send_raw(1W), relaym(1W)


 

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