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システムの要件

WINシステムは、下記の要件を満たす Cygwin や MacOSX などを含む多くのUnix系環境で動きます。最新版は 32ビット環境、64ビット環境とも動作します。

64ビット環境に対応していないバージョン(WIN 2.1.24 より前)を64ビット環境でコンパイルしたい場合は、 Install-32bitを参考にすればコンパイル出来るかもしれません。

動作実績

ここに挙げているのは、動作の実績があると報告された例であり、これ以外のシステムでは動かない、という意味ではありません。

データ交換装置・自動処理など 24時間365日稼働させることを想定したプロセス

  • FreeBSD amd64
  • FreeBSD 2~6.X RELEASE for x86
  • SSD/Linux on OpenBlockS266
  • RedHat
  • Turbolinux
  • Ubuntu-Server版 (8.04版の前のバージョン)
  • SH-Linux on IO-data USL-5P (参考文献:地震2, 60, 219-223, 2008.)
  • Cygwin

解析用

  • FreeBSD amd64
  • FreeBSD 2~6.X RELEASE for x86
  • MacOSX
  • RedHat
  • Tuebolinux
  • Vine Linux
  • SuSE Linux
  • Cygwin

コンパイルとインストール

FTP サイトに置いてあるファイルは tar+gz です。適宜ツールを用いて解凍・展開してください。

autoconf 化していますので、何もチューニングしないのであれば

% ./configure
                    % make
                    % make install

でコンパイルとインストールが出来ます。

チューニング例

コンパイラや、コンパイルオプションの変更、インストールディレクトリの変更等、チューニングしたい場合は、INSTALL というファイルがありますのでそちらをご覧いただければ良いですが、ありそうな例について、下記に列挙します。

  • インストールディレクトリを /usr/local/win 以下に配置する(デフォルトは /usr/local/ の下)。
    % ./configure --prefix=/usr/local/win
  • Fortran compiler を使うソフトはビルドしない(現状は、hypomh をコンパイルしない事と同義)。現状では、Fortran compiler がインストールされていないと、hypomh の部分で止まってしまいます。とりあえず、hypomh のコンパイルをスキップしておきたい場合などでは、このオプションを指定して下さい。
    % ./configure --disable-fortran
  • C compiler を gcc44、Fortran compiler を gfortran44 にする(通常は自動検索して見つかったものを設定)。自動検索に引っかからない場合、引っかかったものと別のコンパイラを指定したい場合に使用します。
    % CC=gcc44 F77=gfortran44 ./configure
  • C compiler と Fortran compiler のコンパイルオプションを、それぞれ -O2 と -g に設定する。因みにデフォルトは、CFLAGS="-pipe -O2"とFFLAGS="-O2"です。
    % CFLAGS="-O2" FFLAGS="-g" ./configure
  • デバッグオプション付きでコンパイルする。
    % ./configure --enable-debug
  • 共有ライブラリのビルドをしない。
    % ./configure --disable-shared

ビルドを高速化する方法

マルチコアマシンにおいては、コンパイルを並列化することによりビルドを高速化出来ます。具体的には make に対して -j オプションで並列化したい数を指定します。

  • 8並列でコンパイルする場合
    make -j 8
Last-modified: 2020-06-23 (火) 17:23:52