YCU地震学レポートNo.3 Feb.5,92 作 業 報 告 な ど
報告が遅くなってしまいましたが,昨年12月に,地震計の極性などを一部 変更しましたので,お知らせします。
観測点 | 日時 | 変更内容 | |
---|---|---|---|
CHU | 12月3日 9:50ごろ | VBB&LGのEW成分(E = - => E = +) LGのNS成分 (N = - => N = +) | |
HKY | 12月4日 13:20ごろ |
VBB&LGのEW成分(E = - => E = +) LGのNS成分 (N = - => N = +) | |
TKO | 12月5日 9:00ごろ | VBB&LGのEW成分(E = - => E = +) | |
YCU | 12月5日 14:00ごろ |
VBB&LGのEW成分(E = - => E = +) LGのNS成分 (N = - => N = +) N軸の修正 (N20°E => 真北) |
上の結果,地震計の極性は,すべての観測点で U,N,E=+ となりました。 このほか,12月18日(14:40〜15:00)に,HKYのSTS2を 予備のものと交換しました。これまで周期100秒程度の得体の知れないノイズ が観測されたためです。現在,経過観察中です。 昨年秋の地震学会で用いた図の一部を添付します。何かのお役に立てば幸いです。 Sierra Madre 91-6-28 の記録は,カリフォルニア工科大のネットワークで得られ たものです。地下構造のモデルがなかなか良いせいか,観測記録と合成記録の一致は かなり良好です。 残念ながら,わがネットワークではこのようにはいきません。観測点毎の地下構造 を考慮する必要があります。逆に,この辺がおもしろい研究テーマになり得るかもし れません。