raw_100

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2015.12.28
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名称

raw_100 - RAW 形式データのサンプリングレートを 100Hz に変更  

形式

raw_100 [ -s 4|5|5f ] inkey outkey shmsize [ chfile [ logfile ]]

 

解説

raw_100 は、キー  inkey の共有メモリ・セグメントに書き込まれている win 形式のデータを 読み込み、サンプリングレートが 100Hz のチャネルのデータはそのまま、 サンプリングレートが 100Hz ではないチャネルのデータについては 直線補間でサンプリングレートを 100Hz に変換し、いずれも キー  outkey で与えられる共有メモリ・セグメントに書き出します。 ただし 50Hz 未満のチャネルについてはサンプリングレートを 変換せずにそのまま書き出します。 入力側共有メモリ中の形式は、時間順に整列されていない「書き込み時刻」 付きの形式でも、時間順に整列された形式でも、どちらでもかまいません。 raw_100 はいずれの形式であるかを自動判別し、 入力と同じ形式で出力側共有メモリに書き出します。

上記の規則に加えて、チャネルファイル  chfile が与えられた場合は、その中にリストされたチャネルのデータだけが 変換および書き出しの対象となり、それ以外のチャネルのデータは 書き出されません。 ただしチャネルファイル名の先頭に '+' を付けた場合は、 そのファイルにリストされたチャネルだけが変換され、 それ以外のチャネルは変換されずに、いずれもデータが書き出されます。 そうでなくてチャネルファイル名の先頭に '-' を付けた場合は、 そのファイルにリストされたチャネルは変換されず、それ以外の チャネルだけが変換されて、いずれもデータが書き出されます。 chfile が与えられないか、または '-' である場合は、 全チャネルが変換および書き出しの対象となります。

キー  outkey をもつ共有メモリ・セグメントが存在しない場合は、大きさ  shmsize  (KB) の共有メモリ・セグメントが作られます。すでに存在している場合は、 そのサイズが  shmsize  (KB) よりも小さいとエラーになります。 共有メモリ・キーは32ビットの整数値です。

ログファイル名  logfile を指定すると、ここに動作ログがとられ、 指定しないとログ情報は標準出力に 送られます。ログファイルは書き込みのたび毎に オープン/クローズされます。

raw_100 は、引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。

raw_100 プロセスは ハングアップシグナルを受け取ると、チャネルファイルを読み直します。  

チャネルファイルの形式

チャネルファイルは、1行に1つずつ、16進数でチャネル番号を 書き並べたテキストファイルです。各行の先頭の項目だけが読まれ、 空白またはタブで区切られた以降の項目は無視されます。また先頭 が '#' である行も無視されます。  

共有メモリ上の形式

recvt(1W) および order(1W) を参照してください。  

オプション

-s mode
書き込みデータのサンプルサイズが 4 バイト の場合のサンプルサイズ情報のモードを指定します。
4 : サンプルサイズ情報を 4 にします。
5 : サンプルサイズ情報を 5 にします。
5f : サンプルサイズが 4 バイト長以外についてもサンプルサイズ情報を 5
     にします。つまり、常に圧縮の無い固定長データとなります。
 

ソース

`raw_100.c'
 

関連事項

winformat(1W), recvt(1W), order(1W), send_raw(1W), raw_raw(1W)


 

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形式
解説
チャネルファイルの形式
共有メモリ上の形式
オプション
ソース
関連事項