raw_raw

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2005.3.7
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名称

raw_raw - RAW 形式データからチャネルを選択  

形式

raw_raw [-BDg] inkey outkey shmsize [ chfile [ logfile ]]

raw_rawd [-Bg] inkey outkey shmsize [ chfile [ logfile ]]

 

解説

raw_raw は、キー  inkey の共有メモリ・セグメントに巡回的に書き込まれている win 形式のデータを読み込み、キー  outkey で与えられる共有メモリ・セグメントに書き出します。 チャネルファイル  chfile が与えられた場合は、その中にリストされたチャネルのデータだけが 書き出されます。ただしチャネルファイル名の先頭に '-' を付けたときは、 そのファイルにリストされた以外の全チャネルのデータが書き出されます。 chfile が与えられないか、または '-' である場合は、 全チャネルが書き出されます。 キー  outkey をもつ共有メモリ・セグメントが存在しない場合は、大きさ  shmsize  (KB) の共有メモリ・セグメントが作られます。すでに存在している場合は、 そのサイズが  shmsize  (KB) よりも小さいとエラーになります。 共有メモリ・キーは32ビットの整数値です。

raw_rawd は daemon モードで起動します。

ログファイル名  logfile を指定すると、ここに動作ログがとられ、 指定しないとログ情報は標準出力に 送られます(ただし、daemon モードで動い ている時は syslogd(8) に送られます)。ログファイルは書き込みのたび毎に オープン/クローズされます。

チャネルファイルは、1行に1つずつ、16進数でチャネル番号を書 き並べたテキストファイルです。各行の先頭の項目だけが読まれ、 空白またはタブで区切られた以降の項目は無視されます。また先頭 が '#' である行も無視されます。 raw_raw プロセスは ハングアップシグナルを受け取ると、チャネルファイルを読み直します。

共有メモリ inkey 上の形式は、時間順整列されたもの(order(1W)参照) でもされていないもの(recvt(1W)参照) でもかまいません。共有メモリ outkey の形式は inkey と同じになります。

raw_raw は、引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。

 

オプション

-g
サンプリングレート 1Hz のチャネルのデータのみ、 値を4ビット右シフト(つまり1/16に)します。 これは明星電気製GTA-45Uの低速データ用です。
-B
出力共有メモリに「ブロック末尾にもブロックサイズを 持つ形式」で書き込みます。これについては recvt(1W), order(1W) を 参照してください。
-D
daemon モードで起動します。
 

ソース

`raw_raw.c'
 

関連事項

winformat(1W), order(1W), send_raw(1W)


 

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