find_picks

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2001.2.7
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名称

find_picks - pickファイル検索サーバープログラム  

形式

find_picks  

解説

find_picks は、標準入力から時間範囲とイベント波形ファイル名、 pickファイル(検測情報ファイル)ディレクトリ名を読み込み、それに 適合するpickファイル名を検索して結果を標準出力に返します。 find_picks のやりとりは次の通りです。

(1)find_picks は文字列 "PICKS OK" を出力する。

(2)検索時間範囲(開始時刻と終了時刻)・イベント波形ファイル名・ pickディレクトリ名を標準入力から読み込む。検索時間範囲は、 開始・終了時刻をそれぞれ "YYMMDD.hhmmss" の形式。

(3)find_picks は検索結果の pickファイル名を出力する(1つまたは複数)。

実行例は次の通り("PICKS OK"の次の行が端末からの入力です)。

$find_picks
PICKS OK
010207.050000 010207.050059 010207.050012 /dat/picks/man/0102
010207.050009.970
010207.050019.100
$

通常、find_picks はネットワーク経由で問い合わせに答えるために使用されます。 例えば/etc/inetd.conf に

win-find_picks stream tcp nowait auto /home/auto/find_picks find_picks

/etc/services に

win-find_picks 7130/tcp   # WIN system find_picks

のように設定すると、find_picks は TCPポート7130番でクライアントからの 問い合わせに答えるようになります("PICKS OK"の次の行が端末からの入力です)。

$telnet server 7130
Trying 192.168.100.100...
Connected to server.
Escape character is '^]'.
PICKS OK
010207.050000 010207.050059 010207.050012 /dat/picks/man/0102
010207.050009.970
010207.050019.100
Connection closed by foreign host.
$

win(1W) は、イベント波形ファイルに属する pickファイル名を得る際に、 TCP/IP経由で find_picks による pickファイルサーバーに 問い合わせることができます。この方法は、比較的遅い回線でIP接続されている 場合には有効です。さもないとNFSでpickファイルを検索することになります が、これは時間がかかります。

NFS環境では、クライアント側でのpickディレクトリ名は必ずしもサーバー側での それと一致しません。そのような場合には工夫が必要です。  

オプション

なし。
 

ソース

`find_picks.c'
 

関連事項

win(1W)


 

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