EIC地震学ノート No.23                  Jun.4, 97

東大震研情報センター

◆近地実体波形解析(暫定解)◆ ------------------

5月24日 遠州灘の地震 (Mj 5.3)

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●データ:FREESIA(SMZ) 及び名大の観測点(INU)の3成分。

●結果: 近地実体波の解析結果を図1上に示します。
 震源断層パラメタ:
  メカニズム解 (走向, 傾斜, すべり角) =  (57°, 81°, −84°)
          北西−南東の引っ張りの正断層
   地震モーメント      Mo = 2.5 x10**17 Nm (Mw = 5.5)
   破壊継続時間(破壊伝播時間+ライズタイム)     T  =  3 s
  深さ     h  =  20  km

●他のCMT解: 日本周辺ネット及び関東周辺のネットのデータを用いた自動CMT解
を図1下に示します。いずれもほぼ鉛直面及び水平面をP波節面とする正断層型です。
                       (文責:菊地・山中)