東大震研情報センター
◆遠地実体波解析(暫定版)◆ ------------------------------
2003年7月15日インド洋の地震(M7.6)
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●概略・特徴: 発生時刻 震央 深さ M 03/07/15 20:27 (UT) 2.56°S 68.3°E 10 km 7.6 ●データ処理:IRISのWebデータサービスWILBER-IIから収集した広帯域 地震計記録のうち、24地点のP波上下動、8地点のSH波を用いました。 波形は大変複雑で、多重震源の様相を呈しています。初めに、点震源を 仮定して、4個のサブイベントを決めました。その結果、北東方向に移 動する南北引張の横ずれ断層解が得られました。次いで、北東方向に走 向を持つ断層面を仮定して、断層すべり分布を求めました。 ●結果:得られた結果を図1に示します。図2には波形を示します。 主な震源パラメータは次のとおりです。 走向,傾斜,すべり角 (35, 88, 157) 地震モーメント 3.4x10**20 Nm (Mw=7.6) 破壊継続時間 約70 s 断層面積(主要部) 120km×30km 食い違い(最大) 4.0 m 応力降下(主要部) 3.8 MPa●解釈その他: