地震研究所一般公開2022年度

地震火山情報センター バーチャル研究展示

(1) 地震データ流通によるリアルタイム地震波動場モニタリング
(2) 海洋科学掘削から探る南海地震
(3) 過去の関東地震の痕跡を探る
(4) 地震活動のアニメーション
このページでは,地震活動を1日毎に切り替えて表示させています. 静的な地震活動図では発見できなかった地震活動の特徴を動的に可視化することによって, 捉えようとするシステムです.
地震活動の見方
このページでは,気象庁によって決定された震源情報をもとに図示しています.
震源の表示方法
  地震とは,地下深くの岩盤が急激にずれ動き,すなわち断層が生じ,その時の衝撃により 波動が四方八方に伝わっていく現象です.震源とは断層が生じ始めた地点,地震波が最初に でた地点のことをいいます.そして,各地に伝わった地震波の観測からその位置(緯度・経度)と 深さを決めることができます.震源から始まった断層生成に伴う破壊は周辺に広がっていきますが, 断層を取り囲んだ破壊領域全体を震源域といいます.震源域は地震の規模に比例して大きくなり, 大規模な地震になるとその大きさは数十kmから数百kmにおよびます.そこで,震源は,震源域の 形状まではともかく,規模に比例した大きさのシンボルで地図上に表すのが一般的です.
  図右上に示してある,Magnitude の○は規模に応じて下から上に向かって大きくなっています. 本来ならMaginitude から換算した地震のエネルギーに比例するような大きさで 描くべきなのかもしれませんが,Magnitude が2大きくなるとエネルギーは千倍にもなり, それに比例した大きさで描くと見づらくなってしまいますので,ここでは,規模の小さな 地震は大きめに描くことにしています.
  また,地震は地球内部に起こる現象であり,なかには,数百キロも深いところで発生する地震も あります.そこで,震源の深さにより表示する色を変えて描いています.
発表時により異なる震源の位置と精度
  地震が発生すると,気象庁は数分程度のうちに,緯度・経度は,0.1°単位, 深さは,10km単位で震源を決め,地震情報を発表します.この時は津波予報などの ためにいち早く震源を求めることを優先しますので,震央(震源の真上になる地表の地点)には, 10km程度の誤差が含まれていると考えておかなければなりません.地震の20〜30分後には, 緯度.経度は0.1分単位,深さは0.1km単位といった精度で震源を決め直しますが,その場合の 震央の誤差は,地震の起きた場所により異なりますが,1km程度と思われます.
  このページには,こうして求められたほぼ最終的な震源が図示されていますが,これらも確定値と いうわけではなく,より精密な調査がされ将来修正される場合があります.
  なお,震源決定に必要な地震観測データには,地震防災対策特別措置法の趣旨にそって, 平成9年10月1日より,大学等関係機関*からのデータも活用しています.
* 防災科学技術研究所,北海道大学,弘前大学,東北大学,名古屋大学,京都大学,高知大学,九州大学,鹿児島大学,産業技術総合研究所, 東京都,静岡県,神奈川県温泉地学研究所,横浜市および海洋研究開発機構

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