sts

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2014.5.26
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名称

sts - Karacrixを利用したSTS-1の遠隔制御プログラム  

形式


sts [ -mp ] [ -v volts ] [ -t period ] host [ port ]

 

解説

stsは,IPアドレス host をもつKaracrix(IOB30RTA)に接続された、 広帯域地震計STS-1のboom position(POS)電圧を表示/制御します。 KaracrixのUDPポート番号は port です。これが指定されない場合は、デフォルト値である20000番が 使われます。
stsは起動すると、現在時刻,経過時間(秒),POS電圧を 表示しながら、コマンド待ちの状態になります。 入力できるコマンドは以下のもので、いずれも 1文字(ENTERは不要)です。
p
プラス方向に period 秒間モーターを回す。
m
マイナス方向に period 秒間モーターを回す。
P
プラス方向に period x10秒間モーターを回す。
M
マイナス方向に period x10秒間モーターを回す。
q
終了

period のデフォルト値は0.05秒です。

sts は引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。  

オプション

-p
POS電圧が volts (V)だけ変化するまでプラス方向にモーターを回します。
-m
POS電圧が volts (V)だけ変化するまでマイナス方向にモーターを回します。
-v volts
volts(V)を指定します。デフォルトは1.0V。
-t period
コマンドモードのpおよびmコマンドでの時間幅を 秒単位で指定します。デフォルトは 0.05秒。 PおよびMコマンドではその10倍になります。
 

STS-1 - Karacrix間ケーブルの接続例

STS-1側                        Karacrix(IOB30RTA)側
(Monitor Connector 14pin MIL)     (25pin D-sub)

MOT+ (F) ---------------+---------- (17)DOUT1
                        |---470---- (25)AGND

MOT- (E) ---------------+---------- (16)DOUT2
                        |---470---- (25)AGND

+15V (N) -------------------------- (4)DOUT1, (3)DOUT2

G (H)    -------------------------- (25)AGND

BOOM POS (M) ---------------10K---- (12)AIN1 ---1K--- (25)AGND  :1/10に分圧
 

コマンド例

sts 192.168.151.43
      現在のPOS電圧を表示し、コマンドモードに入ります。

sts -m 192.168.151.43
      POS電圧が1.0Vだけ変化するまでマイナス方向にモーターを回したのち、終了します。

sts -t 0.1 192.168.151.43
      m,pの実行時間を0.1秒、M,Pのそれを1秒にしてコマンドモードに入ります。
 

ソース

`sts.c'
 

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