学内ネットワークによる緊急地震速報の提供開始について

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平成23年4月20日

東京大学地震研究所

地震火山情報センター
東京大学大学院情報学環
総合防災情報研究センター

 地震研究所地震火山情報センター(センター長佐竹健治教授)と 大学院情報学環総合防災情報研究センター(センター長田中淳教授) は共同で、 気象庁が発表している緊急地震速報の配信システムを 開発し、東京大学環境安全本部長(本部長小島憲道理事・副学長) を通じて本学に向けて4月18日に学内ネットワークによる緊急地 震速報の提供を開始しました。

 本システムでは、学内に複数の(当面3台で利用に応じて増強予定) 配信サーバを用意して、学内ネットワークUTnetを通じて緊急地震速報 を利用可能にしたもので、それぞれの受信場所に応じて、本学の本郷、 駒場、柏の各キャンパスにおける予想震度と猶予時間が提供されます。

 本システムの特徴は、Windows、Macintosh、Linuxなどの多くの パソコンのWEBブラウザを介して緊急地震速報が利用できるところに あります。このため、非常に多数の同時アクセスが予想され、それに よる通信の遅れが懸念されることから、今回の学内公開にあたっては、 配信サーバを複数台用意して負荷を分散するとともに、プログラムの チューニングを行い学内の多くの場所での利用を可能にしました。

 さらに、学内の各部局において適切に利用して頂くために、本学の 環境安全本部から各部局の環境安全室を通じて利用方法と利用上の 注意を案内しました。

 今後引き続き、学内の利用状況をフォローアップして、本システムが 地震防災に貢献するよう務める予定です。

以上

緊急地震速報の受信は,こちらから(学内専用)