1989年7月4日ALQでの記録
1.STATION:3文字または4文字のアルファベットで表される観測点コード.例:ALQ(Albuquerque)
2.COMP:成分名(component).Zは上下動,N,Eはそれぞれ南北,東西の水平動成分を表す.
SPは短周期(Short Period),LPは長周期(Long Period)の地震計を示す.
例:LPZは長周期記録の上下動成分.
3.MAG:倍率(magnification).ここでは長周期記録が3k,短周期記録が200k.このkは,1000倍を表す.例えば,3kなら3,000.
4.DATE/TIME ON:記録スタートの日付と時間.dateはMM/DD/YY,timeはhh:mm.
5.DATA/TIME OFF:記録ストップの日付と時間.
6.T0:地震計の振り子の周期.
7.TG:地震計の検流計(galvanometer)の周期.
8.CORR:GMT(UTC)に対する観測点の時計の補正時刻.単位はmilliseconds.
これにより,正確なGMT時刻を計算できる.
9.GROUND MOT:矢印の方向が地面の運動方向を示す.ここでは,Up方向が記録紙上で上向き.
1分間のタイムマークの実際の長さは,短周期の記録が60mm.
長周期の記録は15mm or 30mm. 初期の頃が30mmだったようですが,後に15mmへと移行しています.
短周期の記録と照らし合わせて判断するのが良いでしょう.
地震計の応答特性に関する詳しい説明は
*宇津徳治,地震学,共立出版.
*Aki, K., and P. Richards, Quantitative seismology, University Science Books.
等を参照してください.
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