東京大学地震研究所 特定共同研究(B)
「短波長不均質構造と高周波地震波の輻射特性」研究会プログラム

日時:2002年12月16日(月)午後及び17日(火)
場所:東京大学地震研究所第2会議室
講演要旨集(PDF) 67ページ 約7MB
●12月16日(月)
○開会の挨拶
13:30 小菅正裕

○地震波の散乱と減衰に関する理論的・実験的研究
【座長:西上欽也】
13:40 村井芳夫
  非常に密に分布する亀裂群による2次元SH波の散乱 (2)
14:05 河原 純・大野大地・蓬田 清
  2次元空隙群によるSH波の散乱減衰と分散 (2)
14:30 鈴木佑治・河原 純・岡元太郎
  2次元差分法を用いた亀裂群によるSH波散乱のシミュレーション
14:55 宮澤理稔
  アクティブ構造を伝播する地震波の散乱問題
15:20 藤澤和浩・武井康子
  部分溶融系を伝播する弾性波動の速度分散と減衰の測定
15:45 (休憩)

○地震波形および地震波エンベロープの研究 (1)
【座長:松本 聡】
16:05 小原一成
  高密度地震観測による近地・遠地地震波動伝播の特徴
16:30 束田進也
  P波初動部の平均的傾きと震央距離の関係について
16:55 干場充之
  地震波エンベロープの統計的特徴の抽出
17:20 斉藤竜彦・佐藤春夫・大竹政和・小原一成
  東北地方で観測される高周波数地震波エンベロープの特徴
    −マルコフ近似法に基づく理論エンベロープによる解釈−
18:00 (懇親会)

●12月17日(火)
○地震波形および地震波エンベロープの研究 (2)
【座長:吉本和生】
9:00 佐藤春夫・W. S. Lee
  遠地地震波のコーダエンベロープに見られる
  ScS相着信前後でのコーダ減衰の変化
9:25 前田拓人・佐藤春夫・大竹政和
  長周期Rayleigh波コーダへの高次モードの寄与
○アレイ解析に基づく地震波散乱構造の研究 (1)
9:50 平 貴昭・蓬田 清
  短スパン3成分アレイ観測を用いた散乱波のセンブランス
  および偏向面解析
10:15 (休憩)

【座長:筧 楽麿】
10:35 浅野 陽一
  Sコーダ波エンベロープをデータとする
  散乱係数空間分布の推定法
11:00 西上欽也・土井一生
  2000年鳥取県西部地震の震源域における
  反射体・散乱体の三次元分布
11:25 松本 聡
  アレイ観測に基づく散乱係数推定の試み (2)
11:50 渡邉篤志
  雲仙火山下に見られる反射面
12:15 (昼食)

○アレイ解析に基づく地震波散乱構造の研究 (2)
【座長:河原 純】
13:30 小菅正裕・相澤信吾
  地震波散乱構造と低周波地震
○地震波の散乱・減衰の観測的研究と震源過程の研究 (1)
13:55 蓬田 清・勝俣 啓・平 貴昭
  低・高周波の2つのS波を持つ地震波形
  :スラブ上面の局所的な減衰・散乱領域
14:20 吉本和生
  東北地方の地殻及び最上部マントルの内部減衰と散乱減衰
  −速度勾配構造モデルを用いた測定アプローチ−
14:45 (休憩)

○地震波の散乱・減衰の観測的研究と震源過程の研究 (2)
【座長:干場充之】
15:05 高橋努・佐藤春夫・大竹政和・小原一成
  東日本の火山フロント前弧側における中小規模地震の
  見かけ応力の規模依存性および地域性
15:30 筧 楽麿
  高密度強震観測網データによる2001年芸予地震の
  詳細な震源過程:スラブの構造との関連および強震動との関連
15:55 木村武志
  強震記録の波形インバージョンから推定される
  2001年兵庫県北部地震の震源過程の不均質性

○閉会の挨拶
16:20 山下輝夫