広帯域地震計が捕らえた噴火の様子

浅間観測所に設置した広帯域地震計が捕らえた9月1日20時02分頃の噴火の様子です

 9月1日20時02分ごろ浅間山が噴火しました。地震研究所の浅間山観測所に設置した広帯域地震計には、最初ゆっくりとした揺れが約12秒ぐらい続き、その後にやや激しい揺れ が現われています。

浅間山噴火 04/09/01 20:02ころの広帯域地震計記録(1分間)

浅間観測所(AVO)の位置

国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、 数値地図25000(行政界・海岸線)、
数値地図25000 (地名・公共施設) 及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
(日本地図センター25000段彩・陰影画像に加筆)


浅間観測所における広帯域地震計の1日のモニター記録です。帯域通過フィルターをかけて、周期20秒から200秒のゆっくりとした成分のみを表示しています。 (赤い矢印のところで噴火)

次の波形は、噴火の前後約30分の記録です

これに帯域通過フィルターをかけて、周期10秒から100秒のゆっくりした成分を見ると以下のようになります。 (なお、後ろの20時10分ころからの地震波形は奄美大島の地震です)


東京大学地震研究所地震予知情報センター 2004.09.09更新