Earthquake Research Institute
東京大学 地震研究所 地震予知情報センター

- 2005年8月16日 宮城県沖地震 Mj7.2-

[GRiD MT] [CMT] [過去の地震活動] [広帯域波形記録]

GRiD MT

GRiD MTのモニタリング領域内でしたが,KSK観測点が震源に近いため,うまく決定できなかったようです. TMR, SBT(防災科研F-net)およびTSK(地震研) 観測点を用いて GRiD MT的に解析した結果を以下に示します.

仮想震源位置.水平方向は0.1°,深さ方向は3kmのグリッドを設定


* 解析長が120secのため,この規模の地震に対しては短い可能性があります.Mw=6.9と求まっていますが, もう少し大きくなる可能性があります.

CMT解析

URH,TMR,GJM,SBT,TSK,SGN(防災科研F-net)の6観測点の広帯域地震記録を利用したCMT解析の結果を示す.
東経141.6-142.6,北緯37.6-38.6,深さ23-68km を 水平方向0.1°,深さ方向3kmの仮想震源を設定して VRが最大(86.86)となった (142.2E,38.2E,H62km)の結果を示す.求められたモーメントマグニチュードは7.1である.

以下の図は東経142.2°, 北緯38.2°における震源の深さを変えた際のVRの変化を示している.

過去の地震活動



* 気象庁一元化震源を利用.

広帯域地震波形記録

筑波観測点,白木観測点および室戸観測点で記録された広帯域(STS-1)地震波形記録.
★ 2005/08/16 11:46 Mj=7.2

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