wxt

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2014.5.20
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名称

wxt - 気象計 WXT520 からのUDP/IP経由のデータ受信  

形式


wxt host [ port [ outfile ]]

 

解説

wxt はVaisala製の気象計WXT520からシリアル/IP変換器を 介し、ポート port 宛に送られてくるUDPパケットのデータを受信して、 ファイル outfile に書き込みます。 port が指定されてない場合はUDPポート20001番が使われます。 outfile が指定されてない場合は標準出力に書き出されます。 host はダミーの引数ですので任意の文字列、例えば「.」を 指定してください。  

出力例

出力の形式は

09/08/06,15:50:16,0R0,Dm=236D,Sm=2.6M,Ta=15.0C,Ua=92.0P,Pa=752.4H,Rc=8.37M,Th=16.3C,Vh=15.1N
09/08/06,15:51:16,0R0,Dm=298D,Sm=0.5M,Ta=15.0C,Ua=92.7P,Pa=752.3H,Rc=8.37M,Th=16.4C,Vh=15.1N
09/08/06,15:52:16,0R0,Dm=232D,Sm=1.2M,Ta=15.0C,Ua=91.9P,Pa=752.3H,Rc=8.37M,Th=16.4C,Vh=15.1N

のようなもので、基本的に1分に1回(1行)です。 略号の意味は、

0R0 - automatic mode によるデータ出力であることを示す。
Dm  - Wind direction average (deg)
Sm  - Wind speed average (m/s)
Ta  - Air temperature (℃)
Ua  - Relative humidity (%)
Pa  - Air pressure (hPa)
Rc  - Rain accumulation (mm)
Th  - Heating temperature (℃)
Vh  - Heating voltage (V)

です。WXT520には雪を融かして降水量を計測するための ヒーターが内蔵されており、最後の2項目はそのヒーターに 関連するものです。wxt は、automatic mode を示す 「0R0」が含まれていないデータは読み飛ばします。  

ソース

`wxt.c'
 

関連事項

wxtrecv(1W), wxtsend(1W)


 

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ソース
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