ls8tel16_raw

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2005.6.10
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名称

ls8tel16_raw - 白山WIN(LS8TEL16) の通常 win 形式データへのオンライン変換  

形式

ls8tel16_raw [-D] inkey outkey shmsize [ chfile [ logfile ]]

ls8tel16_rawd inkey outkey shmsize [ chfile [ logfile ]]

 

解説

ls8tel16_raw は、キー  inkey の共有メモリ・セグメントに巡回的に書き込まれている 白山工業社製データロガーLS-8000SH(ファームウェア:LS8TEL16) から送信される 白山win 形式のデータを読み込み、通常の win 形式に変換し てキー  outkey で与えられる共有メモリ・セグメントに書き出します。 ただしチャネルファイル  chfile が与えられた場合は、その中にリストされたチャネルのデータだけが 変換されて書き出され、それ以外のチャネルは無視されます。 またチャネルファイル名の先頭に '+' を付けたときは、 そのファイルにリストされたチャネルが変換されて書き出され、 それ以外のチャネルはそのまま出力にコピーされます。 さらにチャネルファイル名の先頭に '-' を付けたときは、 そのファイルにリストされたチャネルはそのまま出力にコピーされ、 それ以外のすべてのチャネルを変換して書き出されます。 キー  outkey をもつ共有メモリ・セグメントが存在しない場合は、大きさ  shmsize  (KB) の共有メモリ・セグメントが作られます。すでに存在している場合は、 そのサイズが  shmsize  (KB) よりも小さいとエラーになります。 共有メモリ・キーは32ビットの整数値です。

ls8tel16_rawd は daemon モードで起動します。

ログファイル名  logfile を指定すると、ここに動作ログがとられ、指定しないとログ情報は標準出力に 送られます(ただし、daemon モードで動いている時は syslogd(8) に送られま す)。ログファイルは書き込みのたび毎にオープン/クローズされます。

チャネルファイルは、1行に1つずつ、16進数でチャネル番号を書 き並べたテキストファイルです。各行の先頭の項目だけが読まれ、 空白またはタブで区切られた以降の項目は無視されます。また先頭 が '#' である行も無視されます。 ls8tel16_raw プロセスは ハングアップシグナルを受け取ると、チャネルファイルを読み直します。

共有メモリ inkey 上の形式は、時間順整列されたもの(order(1W)参照)でもされていないもの (recvt(1W)参照)でもかまいません。共有メモリ outkey の形式は inkey と同じになります。

ディスク上の白山win 形式データを変換する時は、ls8tel16_win(1W)が使えます。

ls8tel16_raw は、引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。  

注意

LS8TEL14、LS8TEL16 で作られたデータ以外に適用すると出力データが壊れま す。  

オプション

-D
daemon mode で起動します。
 

ソース

`ls8tel16_raw.c'
 

関連事項

ls8tel16_win(1W), winformat(1W), order(1W), recvt(1W)


 

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