cormeisei

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2000.12.21
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名称

cormeisei - GTA-45Uデータのリアルタイム最小位相特性化  

形式

cormeisei inkey outkey shmsize chfile [ logfile ]

 

解説

cormeisei は、キー  inkey の共有メモリ・セグメントに巡回的に書き込まれている、 時間順に整列された win 形式のデータを読み込み、 チャネル設定ファイル chfile に指定されたチャネルのデータについては、明星電気製 GTA-45UでAD変換された直線位相特性であると仮定して 最小位相特性に変換し、その他のチャネルについては そのまま、いずれも キー  outkey で与えられる共有メモリ・セグメントに書き出します。 キー  outkey をもつ共有メモリ・セグメントが存在しない場合は、大きさ  shmsize  (KB) の共有メモリ・セグメントが作られます。すでに存在している場合は、 そのサイズが  shmsize  (KB) よりも小さいとエラーになります。 共有メモリ・キーは32ビットの整数値です。

ログファイル名  logfile を指定すると、ここに動作ログがとられ、 指定しないとログ情報は標準出力に 送られます。ログファイルは書き込みのたび毎に オープン/クローズされます。

チャネル設定ファイルは、1行に1チャネル分ずつ、16進数のチャネル番号と そのチャネルのサンプリングレートを、空白またはタブで区切って書 き並べたテキストファイルです。各行の先頭から2項目だけが読まれ、 空白またはタブで区切られた以降の項目は無視されます。また先頭 が '#' である行も無視されます。サンプリングレートは 20 (Hz) または 100 (Hz) で、実際のデータのそれと一致していなければなりません。 cormeisei プロセスは ハングアップシグナルを受け取ると、チャネル設定ファイルを読み直します。 共有メモリ inkey および outkey 上のデータ形式は、時間順整列されたもの(order(1W)参照) でなければなりません。

cormeisei の出力は、内部の処理のために入力よりも12秒程度遅れて 出てきます。

cormeisei は、引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。

 

オプション

なし
 

ソース

`cormeisei.c'
 

関連事項

winformat(1W), order(1W)  

作者

井出 哲。  

参考文献

井出 哲・卜部 卓, 全域通過フィルタによる非因果的地震波記録の リアルタイム位相補正, 東大地震研技術報告, No.3, 20-28, 1998.


 

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