cmg

Section: WIN SYSTEM (1W)
Updated: 2014.5.23
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名称

cmg - Karacrixを利用したCMG-3Tの遠隔制御プログラム  

形式


cmg [ -ulcfnq ] [ -p myport ] host [ port ]

 

解説

cmg はIP経由で、Karacrix(IOB30RTAまたはTK0040A)に接続された 広帯域地震計CMG-3Tを遠隔制御するプログラムです。可能な操作は、CMG-3Tの ブレークアウトボックスで可能な操作、すなわち lock, unlock, centre です。 そのほかに、Karacrix(のDOUT4)に接続されたリレーを介してCMG-3T等の電源を OFF/ONすることもできます。
hostport はKaracrixのIPアドレスとUDPポート番号です。 port が指定されない場合は、デフォルト値である 20000番が 使われます。
cmg は起動すると UD, NS, EW の各成分のマスポジション電圧と、 BUSY状態(ブレークアウトボックスの場合のLED)を 表示しながら、コマンド待ちの状態になります。以下は実行例です。

$cmg 192.168.210.19
140523.171405 cmg kara_port=20000 kara=IOB30RTA
17:14:16  UD[ -3.46V] NS[ -5.46V] EW[  7.30V] <LED OFF>  C/L/U/F/N/Q ? 

マスポジション電圧とBUSY LEDの状態は、リアルタイムに (1秒間に数回)変わります。入力できるコマンドは以下のもので、いずれも 1文字(ENTERは不要)です。大文字と小文字は区別されません。
C
center
L
lock
U
unlock
F
リレーOFF(断)
N
リレーON(接続)
Q
終了

centre/lock/unlock の実行には約8秒かかり、実行後また状態表示に戻ります。 LEDは、連続点灯ならわかりますが、点滅のときは、ついている 時間が短いと、(それをADCでサンプリングしているので)ちょっと わかりづらいです。1台のKaracrixに対して複数のcmgを同時に 走らせると、変な動作をする可能性があります。 lock状態ではマスポジション電圧は8〜9Vになるようです。 CMG-3Tのマニュアルによると、CMG-3Tはマスポジション電圧が1.2V以上 ないとcentre動作をしません。

cmg は引数なしで起動すると簡単な使用法を表示します。  

オプション

-u
起動後直ちにunlockを行って終了します。
-l
起動後直ちにlockを行って終了します。
-c
起動後直ちにcenterを行って終了します。
-f
起動後直ちにリレーOFF(断)を行って終了します。
-n
起動後直ちにリレーON(接続)を行って終了します。
-q
起動後直ちに何もせずに終了します。
-p myport
ホストがKaracrixとの通信のために送信する UDPパケットの送り元ポートを myport にします。
 

CMG-3T - Karacrix(IOB30RTA)間ケーブルの接続例

CMG-3T側                       Karacrix(IOB30RTA)側
(Breakout box 26pin MIL)       (25pin D-sub)

Centre  (U)             --------- (4)DOUT1
Signal Ground (N)       --------- (25)AGND
Logic Signal Ground (Y) --------- (17)DOUT1, (16)DOUT2, (15)DOUT3, (20)DIN-COM
LED(busy indicator) (K) --------- (9)AIN4  ---47K--- (25)AGND
V-Mass Position (G)     ---91K--- (12)AIN1 ---10K--- (25)AGND  :1/10に分圧
N/S-Mass Position (J)   ---91K--- (11)AIN2 ---10K--- (25)AGND  :1/10に分圧
E/W-Mass Position (L)   ---91K--- (10)AIN3 ---10K--- (25)AGND  :1/10に分圧
Unlock (W)              --------- (3)DOUT2
Lock   (X)              --------- (2)DOUT3
                      (relay)---- (1)DOUT4
                      (relay)---- (14)DOUT4
 

CMG-3T - Karacrix(TK0040A)間ケーブルの接続例

CMG-3T側                       Karacrix(TK0040A)側
(Breakout box 26pin MIL)       (37pin D-sub)

Lock   (X)              --------- (32)TR-1
Unlock (W)              --------- (30)TR-2
Centre  (U)             --------- (28)TR-3
Logic Signal Ground (Y) --------- (31)G
LED(busy indicator) (K) ---+----- (2)AI-4
                           |---47k---(20)G

                                          |---1.8k---(1)5V
V-Mass Position (G)     ---1.2k--+--1.3k--+--(5)AI-1
                                 |---750-----(20)G
 
                                          |---1.8k---(1)5V
N/S-Mass Position (J)   ---1.2k--+--1.3k--+--(4)AI-2
                                 |---750-----(20)G

                                          |---1.8k---(1)5V
E/W-Mass Position (L)   ---1.2k--+--1.3k--+--(3)AI-3
                                 |---750-----(20)G

Signal Ground (N)       --------- (20)G
                      (relay)---- (25)DO-4b
                      (relay)---- (7)DO-4c
 

ソース

`cmg.c'
 

関連事項



 

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CMG-3T - Karacrix(TK0040A)間ケーブルの接続例
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