大学版
即時的地震情報システムのための
パイロット観測網の整備


目的と概要

 大学キャンパス内には、さまざまな危険物、特殊な実験装置があり、大地震の際の学生・職員などの安全確保をはかる必要がある。2007年 10月から気象庁の緊急地震速報が一般提供されるようになったが、 緊急地震速報は、直下型地震に対応できていないため想定首都直下地 震対応としては不十分である。
 そこで、本研究プロジェクトでは、直下型地震にも対応可能な P波検知のための敷地内パイロット観測網を整備して、緊急地震速 報とも併用した、敷地内の即時的地震情報ネットワークを構築する。
 同時に複数の建物内に、IT強震計のセンサーを設置して建物の ヘルスモニタリングを実施する。


計画の概要

・敷地内P波検知網の構築に関する研究
・P波検知・即時情報伝達ネットワークの開発
・IT強震計による複数建物振動連続観測
・専用表示装置の開発


本郷キャンパスでのパイロット観測網の配置(案)




メンバー

鷹野澄 大学院情報学環
古村孝志 大学院情報学環
卜部卓 地震研究所
鶴岡弘 地震研究所
伊藤貴盛 地震研究所
その他 学内関係者(予定)


問い合わせ先

鷹野澄 電話 03-5841-5760
  東京大学 情報学環 総合防災情報研究センター 教授
  東京大学 地震研究所 地震予知情報センター 教授(兼務)
IT強震計コンソーシアム 事務局(小佐野) FAX:03-3814-5507
 〒113-0032 東京都文京区弥生1−1−1 東京大学地震研究所